意外にも、わかり味のある映画でした
詩人の日常を描いた映画としては「パターソン」を思い出しましたが、日常のふとした変化によって、主人公の口から新しい言葉が溢れ出していくところは興味深いです。ただ、後半は「おっさんずラブ」の展開で、詩はどこへ行った?という感じになりますが。
一方で、奥さんの妊活のエピソードはリアル過ぎていたたまれなくなり、そこから逃げようとする主人公に共感できるところもあります。でも、彼は詩人なんだから、彼が現実から逃げた先にあるのは「詩」であるべきで、イケメン男子でないだろうとも思ったのですが。
BS松竹東急「よる8銀座シネマ」にて。