不器用だからこそ言葉で表現する詩人になったのだろうが、自分の心を伝えきれない中年男のテッキ。
見た目もダサくて、行き遅れた幼なじみと結婚したが奥さんはテッキとは正反対の性格。
そんなしっかりした奥さんに頼りっきりの生活だから、奥さんの不満にも文句が言えない気弱な情けないテッキ。
そんな男が恋をした。
若い彼の先の見えない辛い生活を見たから?
それが恋なのか同情なのか…
でも、恋って始まりは色々だよね。
彼を救いたい一心で突っ走るテッキだけど、周りはビックリするし奥さんも何故⁉︎って思うのは当たり前だと思う。
家庭や産まれてくる子の為に今の生活を守ろうとした奥さんは凄いよ。完全にテッキの負けだね。
もし、テッキと青年が逃避行しても幸せは見えてこない気がする。
それが皆には判るしテッキも青年も感じだから選ばなかったのかな。
でも、心は残る。
永遠に残る。
それがテッキを詩人として成功させたんだろうけど、ちょっとその辺は綺麗に描きすぎてる感もしました。
男でも女でも、想いが残る別れは悲しみがいつか綺麗な思い出になるのかな。
結局、テッキは青年を助ける事で忘れられない思い出の人になったんだよね。