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恋するシェフの最強レシピのCinemanのレビュー・感想・評価

恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)
3.0
『恋するシェフの最強レシピ』
デレク・ホイ監督
2017年公開  中国、香港

鑑賞日 2023年8月9日 U-next

『サンザシの樹の下で』(2010)『ソウルメイト 七月と安生』(2016)、『少年の君』(2019)などで可憐な少女のイメージの強いチョン・ドンユイのコメディエンヌぶりが楽しめるロマンティック・コメディ。

【Story】
上海で名門ホテルの買収に成功した実業家のルー・ジン(金城 武)はビジネスだけではなく食事に対しても常にパーフェクトを求める高慢な男だ。
世界の味を知り尽くした“絶対味覚”を持つ彼にとって、今回買収するホテルのメニューはどれも不合格だった。

ところが自由な発想で斬新なレシピを編みだす見習いシェフのションナン(チョウ・ドンユイ)の料理が彼の味覚を満足させることに成功する。
料理に対しては天才的な才能を発揮するションナンは自由奔放でがさつな性格だがトラブルメイカーで社会生活には不適合な女性だ。
互いに顔をあわせることなくジンがテーマを決めて料理をオーダーすると、ションナンは完璧な逸品を次々と編み出していく。
その“対決”がヒートアップすればするほど彼女に会ってみたいと思い始めるジン。
ついには彼女の部屋に住み込んで料理を食べさせてもらうことにもなる。
年齢もかけ離れまったく正反対の性格を持つ2人は料理を通じて徐々に親密になる。

ところがジンには7年前から料理を担当している個人シェフがいた。
しかも妖艶な美人。
彼女が上海にやってきて・・・。

【Trivia & Topics】
*金城武とチョウ・ドンユイ。
『レッドクリフ』や『捜査官X』など硬派な作品で精悍さが売り物の金城武が18歳も年下の女性に翻弄されるラブコメに出演して話題になった作品。可憐で一途な少女役の多い若手No.1女優チョン・ドンユウが、ドジでがさつで無鉄砲な社会生活不適合者なのに料理の腕前に関しては天才という笑わせる役を熱演。
旅行用スーツケースに詰め込められて運ばれるシーンは小枝のような体つきのドンユイならではだ。
どんな作品でも少年のように無防備な笑い顔が素敵だ。

*料理。
撮影は100年の歴史を持つ五つ星ホテル「インターコンチネンタル上海瑞金」で行われ、ミシュラン認定レストランでシェフ経験を積んだジェイソン・オークリー、デビッド・ベッカム御用達の世界的パティシエ、ボボ・リーが料理を監修。
豪華スターと豪華料理のコラボによるウェルメイドなラブコメに重厚感を与えています。

【5 star rating】
☆☆☆
(☆印の意味)
☆☆☆☆☆:超お勧めです。
☆☆☆☆:お勧めです。
☆☆☆:楽しめます。
☆☆:駄目でした。
☆:途中下車しました。
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