旅するランナー

ヴィクラムとヴェーダの旅するランナーのレビュー・感想・評価

ヴィクラムとヴェーダ(2017年製作の映画)
4.3
【きっと、馬くいく】

塚口サンサン劇場で、タミル語版・ヒンディー語版イッキ見。

凄腕の警官、ヴィクラム。
ギャングのボス、ベーター。
二人の対立と対話。
インド伝説の神々にちなんだ名を持つ警官とギャングを対置し、善悪の基準を揺さぶる、二転三転するストーリー。
インド映画は頭カラッポにしてとにかく楽しむイメージですけど、今作は伏線の回収が半端なく、頭フル回転させる必要があります。
大変良くできたクライム・アクション・ミステリーです。
やはり、視野を広げて、いろんな映画を観ておかなくちゃ。
目隠しされた馬になってました。

ヴィクラム役は「きっと、うまくいく」のR・マーダヴァン。
相変わらずの演技力。
ヒンディー語版は俳優の個性が強過ぎるきらいがあるため、ストーリーそのものを楽しみたい方には、こちらのタミル語版をお勧めします。