ダイアー教授

怪怪怪怪物!のダイアー教授のレビュー・感想・評価

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)
3.3
題:良良良良作!
製作:2017年、台湾
監督・脚本:ギデオン・コー

レンタルビデオ屋のレンタル堕ちコーナーでジャンク映画を漁るのが、趣味の友だちが漁って勧めてきました。
十中八九ゴミなのですが、たまに掘り出し物があります。

本作は当たりでした!
かなりオモシロかったです。

主人公はいじめられっ子の青年。不良グループのパシリ
ひょんなことから怪物の少女を監禁

縛り上げた怪物の特性を調べるのは『バタリアン』のオバンバに尋問して、“怪物”の特性を知るプロセスを思い出しました。

主人公の青年は自分がいじめの標的にならないために“怪物”の虐待に手を貸します。
しかし“良心の呵責”に苛まれ、葛藤します。
彼は“怪物”に“自分自身”を重ねていくのです。
そのドラマがとてもいい。

登場人物の描き込みが深いと思います。

p.s.
観た人は解ると思いますが、孫文の肖像を武器に使って「孫文の力は絶大だな」って言うシーンには大笑いしました。