いののん

怪怪怪怪物!のいののんのレビュー・感想・評価

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)
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リリイ・シュシュへのアンサー
(思い込み)


これは忘れられない映画となる。
忘れたくても忘れられない。
あんな風に、私も吠えて歩くのだ。
ほっぺたにメラメラと炎を燃やして、
吠えながら長い廊下を歩くんだ。



♪(アルバム「MONTAGE」を聴きながら)♪


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*自分がもっとも苦手とするものが2つも入ってると聞いていたから(グロといぢめ)、観たのはあくまで自己責任ということだ。苦手なものを克服するのはむづかしい。観るのにとても時間がかかった。


*ジャケのピンクが可愛い。だから、この映画を観ようと決めてから、心の中で、色々遊んでいた。再再再再再提出、とか、怒怒怒怒怒髪天!とか。「報告先輩!怪怪怪怪怪文書!」とか。心のなかで色々予習?して、ひとりで楽しかった。いいんだもん!ひとりで楽しむんだもん!職場のトイレでナイスなアイディア思いついて、ひとりで笑ったりして。やだ、あたしって怖い♪


*「この人でなし!」とか、「こんなことするなんて、人間じゃない!」とか、そんな言葉があるけど、その言葉の前提として、〈人/人でないもの〉の間に、明確な線が引かれている。それらの言葉には、人でないものに対しては、礼節をつくさなくても構わない、人でないものは見下しても構わない、そんな暗黙の了解があるように思う。
人が人を人と思わない時。人でないものを見下す時。いったい、人って何なんだろうか。


でも、そんなことを考えていたのは、中盤まで。
ピッタリ真ん中あたりからスイッチが入ったのさ。職員室での、先生の発言から。先生、あの台詞、いつか吐いてやろうと、心の中でいつも繰り返していたんだよね、きっと。先生、反撃できて良かったね。先生、アタシ、わかるよ。先生のその、狂ってる感じ。


*いろんなものを吐き出す映画でもあった。


*怪怪怪怪シスターズの方が、よほどマトモじゃないか。姉妹に肩入れ。やっちまえ---!!! 姉妹の涙はキレイだ。姉妹の叫び声は可愛いの極み。特に妹ちゃん。なんて可憐な声だすの。あの声だけでいっちまう。あれにタイバンはれるのは、バスのヘッドホンガールの風船ガムパチン。


*スコアはいつかにとっておく
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