ベカオースター

ハウス・オブ・トゥモローのベカオースターのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・トゥモロー(2017年製作の映画)
3.5
やっと配信来た! 明日の館と呼ばれる特殊建築に住むガイア思想の祖母から外界と隔離され育った少年セバスチャン(「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」「エンダーのゲーム」のエイサ・バターフィールド)が心臓病の少年ジャレッド(「ヘレディタリー」「ジュマンジ」「OLD」のアレックス・ウルフ)に出会い、聴かされた初めての世俗の音楽がGermsって場面でもうウルウル。炭酸も飲んだことのなかった純朴な少年がパンクロックに感化されベースを盗んでバンドを組み、世界と反抗を知る青春物語。まるでパンク版「リトル・ランボーズ」ですやん。映画としての出来は普通以下だしダサいんだけれど、建築家バックミンスター・フラーのアンチシステムだった活動をパンクに解釈する点は響きました。挿入歌がThe Stranglers、Stiff Little Fingers、Wreckless Eric、Black Flag、Richard Hell&The Voidoidsと割と渋めなのもポイント。ちなみに字幕担当者ライブハウスはCBGBやぞCGBGって何やねん。