CHEBUNBUN

ハウス・オブ・トゥモローのCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・トゥモロー(2017年製作の映画)
3.5
【こんな家に住んでみたい!】
ミネアポリスから45分くらいのところにある球体ハウス(実際の撮影は、そことそね球体ハウス所有者の別宅の2箇所を使用。外見はCG)に住む少年と、病弱なパンク好き少年がバンドを組む異色作。

「花筐」の後に観たせいもあり、前半30分は「花筐」の残像が私の脳内を邪魔して集中できなかった。それに私が想像していた音楽映画とは違ったからだ。

しかしながら、2人の少年がギターを入手し練習を始めたあたりから一気に面白くなる。

球体ハウスに住む少年を演じたAsa Butterfieldは実際にギター経験がない。
パンク好き少年を演じたAlex Wolffは4歳の頃からギターに触れている。そんな二人の役者が実際に、教え教えられながら一つのバンドになって行くのをそのままカメラに収めているので、めちゃくちゃリアルな青春、それこそ、みずみずしくて、痛くて愛らしい空間がそこにはありました。

確かに、物語を観ると、ドラマーの扱いが雑だったりするのですが、青春は無限、そして最強だと思った昔を思い出させてくれる佳作でした。

P.S.ユース部門のQ&Aは珍しく監督から、10代のお客さんに質問する機会が設けられていてユニークでした。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUN