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ハウス・オブ・トゥモローのTOTのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・トゥモロー(2017年製作の映画)
4.0
好きなもんが詰まってる王道ジュブナイルもの。
祖母と二人暮らしで外の世界に触れてこなかったセバスチャンと、心臓移植を受けたばかりのジャレッド。
二人の出会いとパンク、淡い初恋。
そりゃまだあるなら教会の催事ライブなんかじゃなくCBGBに出たいし、心臓がちゃんと動くならオマエじゃなくて別の誰かとバンドやってたかもしれない、パンクに興味なんか持たなかったかもしれない。
エイサくんが共演のアレックス・ウォルフ、モード・アパトー相手に時折、つい体が反応しましたって感じのフレッシュな演技をしてるのがめちゃくちゃいい。めちゃくちゃかわいい。
アレックスのパパ役ニック・オファーマンがまたまた最高だった。『キングス・オブ・サマー』のパパより話が早い感じ。
パンクマインドを貫く2人の静かな日常で鳴るロブ・シモンセンの音楽もとてもいい。
話は王道なのに脚本もカメラも編集もすごくこなれた、新鮮な感じしたんだけど、なんだろね。

壁の超え方を教えてくれるのはいつだって同じ方角を見る友達。
俺のバンドTをあげる。俺はイギーになる。
超いい。超すき。

東京国際映画祭
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