ももさく

SUNNY 強い気持ち・強い愛のももさくのレビュー・感想・評価

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)
3.0
母親のお見舞いに来た奈美は病室で暴れている女性を見かける、それはかつての友人芹香だった。余命1ヶ月と宣告された芹香は奈美にお願いをする。

過去を振り返りながら奈美はのSUNNYのメンバーを探していく。



藤井渉 (三浦春馬、橋爪淳)DJをやっている。ロン毛のモテ男。

阿部奈美(篠原涼子、広瀬すず)稼ぎのいい旦那と冷めた高校生の娘と暮らす専業主婦。高校時代は淡路島からの転校生で訛りもあり地味でダサかった。

裕子(小池栄子、野田美桜)美容整形外科の金持ちの旦那がいる。口が悪い。高校時代マイナスAカップの貧乳。

心(ともさかりえ、田辺桃子)DV、お酒、借金など問題を抱えて離婚。子持ち。美容師の資格がある。日が当たる、ひだまりの意味のSUNNYという名を提案した。

林梅(渡辺直美、富田望生)ブラック企業で働き成績が悪く上司からパワハラを受けている。旦那がクズ。

伊藤芹香(板谷由夏、山本舞香)癌で入院している。家族もおらず結婚もしていない。沢山の蓄えがある。高校時代はリーダー的存在。

奈々(池田エライザ)eggに載るモデル。基本クール。

鰤谷美礼(小野花梨)ブリタニと苗字で呼ばれるのが嫌。芹香と不仲。

中川(リリー・フランキー)探偵。

奈美の家族→奈美の母(キムラ緑子)奈美の父(橋本じゅん)奈美の祖母(三田和代)奈美の兄(坂口涼太郎)奈美の娘(松本穂香)奈美の夫(岡部たかし)奈々の継母(宮下今日子)。

他出演者→ 矢本悠馬、新井浩文、高田聖子、宮崎吐夢、不破万作。

音楽→小室哲哉。

劇中歌→ 安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」、久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL「LA・LA・LA LOVE SONG」、JUDY AND MARY「そばかす」、hitomi「CANDY GIRL」、安室奈美恵「Don't wanna cry」、CHARA「やさしい気持ち」、PUFFY「これが私の生きる道」、小沢健二「強い気持ち・強い愛 Metropolitan Love Affair」、森田童子「ぼくたちの失敗」、TRF「EZ DO DANCE」、TRF「survival dAnce 〜no no cry more〜」。



     「今は?楽しくないの?」

90年代、まさにドンピシャな映画なので同級生2人を誘って映画館に見に行った作品。特に音楽が当時を思い出してテンション上がりました。久々に2度目の鑑賞。韓国バージョンのも見たし好きだけど、私はこっち派。

20年、コギャル、ルーズソックス、茶髪、厚底ブーツ、プリクラ、ファミレス、エヴァンゲリオンオタク、おばあちゃんの毛玉カーディガン、お好み焼き、キティちゃんカメラ、使い捨てカメラ、カツアゲ、ティセラのポスター、ガム、キス顔、伊藤家の食卓、福山雅治のオールナイトニッポン、ビデオレター、イジメ、ドラッグ、キス、ある事件、新聞も印象的。

この映画だと、ほとんどの生徒が派手で広瀬すず演じる奈美だけが地味で子供で幼い感じだけど実際私も女子高だったが地味な子も半分くらいはいたけどな。私は派手な方じゃなかったので、ミジェーンと言うブランドの、あの葉っぱのビニールバッグ持ってなかったけど持ってる人いっぱいいたなーって記憶。

覚えてるのは先生がチャリンコにのってルーズソックス狩りをしてたり(自転車のカゴにルーズソックスが入ってた)ルーズソックスの流行りが終わり学校指定の紺色のハイソックスが急に流行りだしたり…。夏休み明けに校門で茶髪が明るすぎて先生につかまったり…とかはありましたねぇ。てか茶髪はダメな学校でしたので。

高校生バージョンのメンバーの水着姿とか大人バージョンメンバーの制服姿とかも目の保養。ダンスも良いね!。

高校時代の心役の子が良く見りゃ「リコカツ」に出てた煮物女とは!。

皆んなが並ぶと分かる池田エライザのバツグンのスタイル!。広瀬すず可愛いのに並ぶとちんちくりんに見えてしまう。

高校生バージョンも大人バージョンもどちらも安心して見れるメンバーで豪華!。当時は富田望生も知らなかったけど売れましたね。この作品では10キロ増量したそうです。

奈美は旦那の金、そんなに自由に使えるのスゲ〜なと思った。それぞれ違う暮らしがあって、それでも分かり合えるのは本来難しい事なのかもしれない。独身と既婚者でさえも考え方が違うだろうし。

この時代に当てはまらない人が見ても楽しめるのかは謎。女子高生が世の中の中心ってくらい最強でこんな時代もあったのね、って意味で楽しめるのかもしれない。でもやっぱり、この時代に女子高生をした人が見た方が高まるものがあると思います。とても気分が良く見終われる作品。

    「あの頃みたいに笑おう」