韓国版SUNNYをちゃんと観ましょう、の一言に尽きる。
そもそも期待などしていない出来レースだったかもしれないが、感想を書いていく。
韓国版オリジナルの強さ、面白さを演出できない故に、懐かしいソングに逃げて、あの時代にパターン化した安易なエモさを取りに行ったとしか自分は思えなかった。
ジャパンナイズしたとしても、淡路島、方言的にカーストが上の方に位置する方言はベストなチョイスではない。
篠原涼子は若き日のナミがそのまま大きくなったような印象を受けた。しかし違うのである。ナミの正しい解釈は、当時のまま大きくなったけど、大人の成長をしている、少しの成長が上乗せされ、また大胆さなども徐々に思い出していく、と考えている。
特にナミのオリジナル版、日本版で財布から大金を出すシーン、受ける印象に天地の差がある。
また、映画的な伏線回収の綺麗さにこだわるあまりに、リーダーが最初から露骨に金持ちそうという描写は不要だった。展開が読める、こんなもの。何も面白くない。小手先のテクで台無しにするパターンだった。
