＜女子高生というブランドを構築した黄金時代＞
2011年に韓国でヒットした『サニー 永遠の仲間たち』のリメイク版。オリジナル版は、SNSや口コミで広まり、当時の韓国で大ヒットした映画で、オリジナル版もすでに鑑賞済。
本作は、『モテキ』の大根仁監督によりリメイクされ、2018年公開作品。
公開当時、比較的話題になっていたので、期待値を少し高めで鑑賞。
20年前のコギャルブームの時代設定とし、小室哲哉さんのサウンドで構成された感動エンタメ作品。実は、思った以上に良かった！！
オリジナル版もそうだが、全体的に快活なエンタメ度の高い演出が、リメイク版でも、きちんと表現されていた。
シナリオは、非常にシンプルなのに、回想シーンの女子高生黄金時代の見せ方が絶妙なのと、広瀬すずさんと山本舞香さんの存在感が、非常に良かった。
現在のシーンは、自然にジーンとさせるシーンも多かったが、過剰に感動させすぎていないところもクール。
途中、ラ・ラ・ランド風のダンスシーンが入るが、これは大根監督の前作である『モテキ』にも近い演出。違和感を感じる人もいるかも知れないが、個人的には物語全体にマッチしていたように思う。
韓国のオリジナル版を知っているだけに、その世界観が、日本のコギャルブームにマッチするかが怪しいと思ったが、想像以上に良かったと思います。
