こ、これは‥。
傑作ですね、音フェチとしては「極上のデザート」と云うべきか。
観て驚いたのは、耳から入ってくる情報の多さ。
その緻密で研ぎ澄まされた表現の豊かさ。
決して絵が音に劣っていると言いたいのではなく、音で表現されているものを、絵や、セリフや、ストーリーが支えているように感じる。
ただ音楽にまつわる映画だから、ではない。例えば序盤では、ほぼ主人公ふたりの足音でシーンを引っ張ってみせる。その演出の強度に震えた。
そして、髪の動き、仕草で心の表現を演出している。
なんとも日本的な映画?ですね。
みて良かった。
アニメでしか、映画でしかできない表現なのだと思う。