とみぷー

リズと青い鳥のとみぷーのネタバレレビュー・内容・結末

リズと青い鳥(2018年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

残酷だけど美しい、狂気的だが普遍的。俺はユーフォでは鎧塚さん単推しなので完全なる俺得映画となってしまった。鑑賞直後はキャラデザ改変に脳の処理が追いつかなかったがそこは京アニ。もうこれは実写映画として観た方が良いのでは。アニメ的ケレン味のあるシーンは絵本の中のシーン以外は皆無だが、だからこそ実写映画的表現がそのままキャラの心情に重なり胸が詰まる。みぞれも希美もそれぞれ正しいし間違っている。だからこそ終盤のハグのシーンが本当に残酷。みぞれは希美の事を人間として愛しているが『希美のフルート』は全然好きではないことが浮き彫りとなってしまう。ここで2人との間に出来た溝が浮き彫りになってしまうのだが同時に2人の歩く歩幅が微かに同じになる(ここが微かってところがホンマにんー!ってなる。良い意味で)。これはハッピーエンドなのか?それは多分2人にしか分からない。ひとまず言えるのはハッピーアイスクリーム。
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