kirito

ルイ・セローが見たLAの小児性犯罪者たちのkiritoのレビュー・感想・評価

3.5
【GPS】

いや、かなり面白い。
このルイセローが見たシリーズどうやらたくさんあるんだけど、どれも魅力的すぎる。

ロサンゼルスに住む性犯罪者達に迫ったドキュメンタリー映画。

ロサンゼルスの性犯罪者に対する法律はかなり厳格。学校や公園の近くに住めないという居住制限に報告義務、名簿のリスト化に、他人が調べようと思えばおそらく前科を知ることができる制度。
それだけ性犯罪者を許さないという州の姿勢は伝わってくる。

ハロウィンの日は自宅に篭っていないといけないというのも驚いた。

この映画では罪を犯して後悔してるひとがほとんど(一部開き直りがいる)で、語る時に涙ぐむ人もいる。自分の子供がいるのに手を出してしまった人、あるいは自分の子供に手を出してしまった人。
いちど犯してしまった犯罪は取り消せない。
文字通り十字架を背負っていかなければならない。

普通にインタビューを受けていても客観的には普通の人。それでも過去の話を聞くとやはりそれなりのことをしている。

再犯を防がなければいけないのはもちろんだが、まず最初の犯罪を起こさせないためにはどうするべきか。改めて考えさせられる。

2020.5.24
kirito

kirito