プロレスにはほぼ興味が無く、WWE(World Wrestling Entertainment)のプロモーションの一環とわかっていましたが、プロレスへの理解を深められるのではないかと思い鑑賞してきました。
原作は『The Wrestler :Fighting with My Family 』というドキュメンタリーらしく、
本作も笑いあり、涙ありの王道のサクセスストーリーになっています。
主人公のペイジ役のフローレンス・ピューも素晴らしく、本当にプロレスラーにしか見えません。
父親役のニック・フロストもかなり笑いを取っていました。
次兄の葛藤の描き方も物語に厚みを与えていて、とても効果的です。
見終わって感じたことには、プロレスも"映画"も基本的に同じだなということです。
筋書き(脚本)があり、主役がいて、対戦相手(共演者)、レフェリー(監督)、コーチ(演技トレーナー)、音響や照明スタッフ、カメラマン、プロデューサーなど、あげたらキリがないな(笑)
みんなでエンターテイメントをつくりあげ、観ている人たちに興奮と感動を与えてくれるからです。
これからは"予定調和"などと軽々しく呼ぶことなく、プロレスにも敬意を表したいと思います。