家電量販店のテレビ売り場でよく見かけるような、テレビが最大限綺麗に見えるような映像ってあるじゃないですか。
このドキュメンタリーを見ていると、自宅の安いPCディスプレイが家電量販店のお高いテレビみたいになります。
色彩豊かで、とても綺麗で、壮大な自然の数々がこの作品には詰まっています。
スペイン語で淡々と進むナレーション。
伝えるのは自然の雄大さと、その自然がどれほど危機を迎えているか。
緩慢な動きで有名なナマケモノは結構大飯ぐらい。
消化にひと月もかかるらしいです。
そんなに消化に時間がかかったら、胃もたれして辛そうだなぁと思いました。
……そんな作中の豆知識は置いておいて、ナマケモノはその愛らしさから密漁されることが増えてきているらしいのです。ナマケモノは自然から離れると途端に弱ってしまうので飼育に適さず、密猟者を摘発すると瀕死状態で見つかることも多いのだとか。密猟者はもちろん悪ですが、それだけ違法な動物を買う人間がいるってことなんですよね。とても悲しい。
その他にも環境破壊による個体数の減少など、動物達は日に日に住処を追われ、エサ場を失っていきます。
街中に住んで電気使いまくりドミ出しまくりな自分が言うのも何ですが、こういうドキュメンタリーを見ると、少しでも自分に何かできたらなぁと思います。
可愛い動物達も多く出演していて、特に地中に穴倉を掘って巣にするアナホリフクロウがとってもキュート。
