4オクターブの音域を持ち脅威の声を持つ世界的ロックシンガー・シン&声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうかが何かをしでかしてくれる。
阿部サダヲがカッコをつける。ハードに血を吹く。吹き上げる。このカリスマ性!このオーラ!蛇メタ野郎がサマになっている。絶叫する堕天使が舞い降りた!
吉岡里帆がピュアな歌声で迫る。絶叫してるつもりが絶叫にならない。阿部サダヲとのあまりに長いキスシーンに酒を飲んで暴れたくなる。気合いの入ったモヒカン頭のエイジ小峠にシビレてしまう。人類が滅びるやうに、登場人物、皆、奇々怪々だ。
三木聡監督が迷走する。
ストーリーがハチャメチャなのはいいが、面白味に欠ける。ギャグが滑リ過ぎて空気が凍りつく。笑いたいのに笑えないからストレスが溜まる。
なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよっていうよりも、何をしたいのかが全く分からない。テンションをあげろやっ、バッキャローッ!