トモ

虹色デイズのトモのレビュー・感想・評価

虹色デイズ(2018年製作の映画)
4.9
映画 虹色デイズ(ライブビューイング付き)

個人的にとても好きな作品

青春と言えば友情、恋愛だけどそれ以上の人の成長物語だなと感じる

大人になっても大切な出会いは沢山あるけれど、まりや杏奈のように人格基盤を変える事すらあるのが学生時代の出会いでもあるのかと

人が人と出会い変われるというのは本当に素晴らしい事だと思うし、作品として客観的にそれを見る事で触発されたり一歩前に進めたり、更に客観的に見る事だけでも何かを貰える気がする

友情、恋愛、将来含めて本当に一人一人の心情が丁寧に描かれていたと思う、自分はそう感じた

「誰だよ、こんなキャスティングしたの!」という位一人一人が素晴らしい俳優さん達

今までの青春作品とは一線を画する学生達(田渕先生を含む)の軽妙なやり取り

「今はこんな感じなんだ」とか「今はやらないだろ、こんな事」の二面が沢山入り交じっていて、そもそもそれを考えている自分自身が時代を過ぎているから正確性に欠けるという笑

顔が綻んでいる事が多かったな、世界観が楽しくて

それと同時に一生懸命にもがいてたり葛藤している学生達を見て目を潤ませてしまったり

青春時代に戻りたいなとか、あの頃は良かったなとはあまり思わない、今を生きてるので、笑

ただただこの8人を含む学生達の青春を純粋に楽しんでた

そもそもこの作品を観ようと思ったのは大好きな恒松祐里ちゃんと吉川愛ちゃんがきっかけ

それに中川大志君、高杉真宙君の「ReLIFE」コンビ

本当最高だった、子役から頑張ってるの知ってるし、演技が上手いなって改めて思う

この作品は学生ものだけどちょっと大人っぽい印象があってその世界観が好きなんだけど、それに応えるのがキャリアを積んだ若手俳優達

やっぱりまずは好きから入るこれが重要

佐野君、横浜君、堀田さん、坂東さんも勿論知ってましたが今作で好きになりました、キャラが個性的で魅力的だったのと役を生ききってる姿に魅了された

佐野君のなっちゃんのピュアさが最初から最後まで一貫していた、これ難しいと思うが本当素晴らしかった

横浜君の恵ちゃん、これちょっとズルいね、いちいちスマート過ぎる、カッコいい!

中川君のまっつんもスマートなんだけど、恵ちゃんの手練れ感が凄い、笑

まっつんと恵ちゃんの会話もかなりオススメポイント

高杉君のつよぽんも高杉君史上で1番好きかも、真面目さと繊細さはお手のものでしょうけど軽快感が混ざってて、大人っぽい堀田さんのゆきりんとのやり取りが熟練カップルのように完成されてて最高だった

坂東さんの千葉ちゃんも登場時間少ないにも関わらずかわいさと1番人として完成されてる感とお得意の踊りを印象付けて帰っていった笑

まりのお兄さんの山田裕貴君も登場短いながらの存在感

名優滝藤賢一さんの田渕先生は言わずもがな

そして恒松吉川のまりあんな、もうかわい過ぎて演技上手過ぎて泣けて最高だった

二人の描写が男性陣並みにしっかりとしており、素晴らしく、作品自体の奥深さに繋がる

この二人はまりが強い嫉妬心を表に出す位好き同士、ラストで声に出して「好き」と言い合うシーンあるんだけど友情より、愛より強い物を感じる、それは作中で丁寧に描かれていた、だからこそその「好き」が強く響いた

人それぞれ観た思いは違うだろうけど自分にとってはとても充実した時間だったし、まだ言い足りてないくらい楽しい時間だった

重ねて言うけど本当このメンバー個人的に久々に完璧なキャスティング、最高です!
トモ

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