このレビューはネタバレを含みます
2024年23本目
実際にインドネシアで起こった、民間人のグループが100万人以上の共産主義者を殺害した事件を加害者側から見たドキュメンタリー。
今の時代の人間が見ると、残虐極まりないが、当時はそれが正義の世界。現代では英雄扱いされていたが、このドキュメンタリーの制作が進むにつれ、世間の目は変わり、当事者は自分たちの行いを見つめ直す…。
ここまでしてやっと被害者の気持ちが分かりはじめるのはなぁ…。遅すぎる…。
「血を出さず、楽に殺すために針金を使うようになった」言うてて、首に巻いて思い切り引っ張ってたのは作中の中で最もゾッとした。しかも笑いながら。当時も笑いながら作業感覚で人を殺していたのかな。