最後まで目が離せなかった。
あっさりしているようでけっこう深く、非常に見応えがある。
登場人物に共通しているのは、人間くささとどこか陰があるところ。
皆それぞれに魅力的で、結婚したことのある人の割合が高いのもわかるような気がした。
劇中歌はどれも良いと思う。
どこか寂しくて浮遊感のある歌の雰囲気も相まって、全編通して切なさを感じる作品。
涙している観客もいた。
個人的に、井上魅夜さんにはちょっとついていけないかな……。
失礼ながら逃げ癖があるのではと勘ぐってしまった。
そういう人は何度も繰り返すし。
みひろさんのお父さんの何とも言えない表情がリアルだった。
みひろさんの想い人はだめんずの危険な香りがしてヒヤヒヤする……。
それでも、登場人物全員の幸せを願わずにいられない。
