このレビューはネタバレを含みます
ダー子とリチャードじゃん、と思った人は「コンフェデンスマン」好きだと思うが、もっと古いドラマまでわかる人は終盤で「HERO」「ラブジェネレーション」コンビの熱演が観られてニヤニヤする、そんな作品。
前田敦子さんと勝地涼さんてこの頃はまだ夫婦だったんだね、とか思ったり。
あと、さんまさんが扮したのは、まさに「友情出演」と表示される瞬間、フロントにいる「大竹」だそうです。わかるわけない。
そんな感想が先に出てくるような、かなり贅沢な（無駄遣いに近い）キャスティング。梶原善さんとか濱田岳さんとか鶴見辰吾さんとか渡部篤郎さんとか、とかとか！もうちょっと厚みのある役にしてほしかった。
ペーパーウエイトの伏線、しつこすぎるなとか、やっぱりあの老婆は無理があるとか、「一度観客を疑わせる→実は犯人じゃない＋人間味あるエピソード」の繰り返しが単調だなとか、突っ込みどころが多い作品だった。それだけに原作をちゃんと読みたい。
