マスカレード・ホテルの備前長船のネタバレレビュー・内容・結末

東野圭吾の割には・・・
映画の質自体は邦画では高めな部類に入ると思う。
だがストーリー自体は凡庸。
ヒットメーカーの東野圭吾だが出来のよいものもあれば、そうでないのもある。
今作は出来のよくない方らしい。
たしかに今作を見て「白夜行」よりよくできているという人はいないだろう。

なにをやってもキムタクと言われる木村拓哉だが、今作では特に下手というイメージはない。
ただ長澤まさみや松たか子よりうまいというわけではないが、予想より良かった。

1冊の小説を2時間程度の映画に収めるには大抵尺が足りず、端折るか駆け足になる。
今作は駆け足のようで1度見ただけでは何故犯人逮捕に至ったのかよく分からなかった。
そしてそれを確かめるために2度見ることを決意させる程の出来ではないというのも事実だ。

あと「マスカレード・ホテル」というタイトルはいかがなものかな。
なぜなら最初から犯人が変装しているという壮大なネタバレになりえるからだ。