このレビューはネタバレを含みます
原作未読。
大衆向け邦画作品には期待していないが、この作品も御多分に洩れず。映画である必要性の低い、テレビドラマの延長のようなクオリティでした。
プロ意識を口走る割には、沢山の人達の中で大事な話をするし、お互いの覚悟を示すシーンも命賭けても…って感じでどうも鑑賞側とズレる。
犯人探しのプロセスもDavid Fincher監督のSevenとまでは言わないけれど、もう少し広告の段階から工夫して欲しかった。ポスターに写っている姿とは全く違う容姿で松たか子が出てくるので、明らかに怪しい。そして逆手に取るかと思えば本当に犯人でした。これでは松たか子の鬼気迫る演技も勿体無い。
木村拓哉の唯一無二のスター性は潜入捜査官とは思えない程健在。批判されることもあるようだが個人的には応援したい。日本には中々いない貴重な存在。
P.S.鑑賞後は無性にケイゾク観たくなりました。けどこういう時に限ってAmazonプライム・ビデオにない。