フェミ研ゼミ

マスカレード・ホテルのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)
-
ドラマみたいな映画だったなあ。

有頂天ホテルみたいな、ドラマHEROみたいな
それを掛け合わせたような映画なんだろうな~!
って勝手に想像していたから、映画館で観たい!
って思っていたけど、結局レンタルで観た。

想像していた映画と違っていたので、まあいいかという感じである。

二つの映画とドラマには脇役はいない!
ってくらいにみんな個性的でチャーミングで愛すべき人たちしかでてこない。

当映画はちゃんと主役と脇役が決まっているんだけど、目立つ脇役が何人かいて少
し目障りだった。
二人以外に目もくれない!っていくらいの二人にフォーカスするのか、
画面の中の全員が主人公なのか振り切って欲しかった。
どちらでもなく中途半端で物語に入りずらかった。

それから私の中のキムタクはドラマHERO主人公の久利生公平なのである。
最高に大好きなキャラクターだ。
相棒の女性と恋とも友情ともあいまいな関係の中、
おもしろおかしくも真面目に事件が展開していくあの空気をもう一度見たかった。
長澤まさみはかわいくてピカイチなんだけど、HEROの松たか子みたいに
少しツッコミどころのある隙が欲しかったなあ。もう少し面白くならないかなあって
原作未読の私は勝手に思っていた。

恋でも友情でもないあいまいな関係には
笑いが絶対的に必要で。
なんかいい感じだけどよく分からない関係ってだけで終わってしまい、この映画面白かった!って言えなかった。

小説の映画化って難しい。
文字の中にはいない人がどうしても必要で。
言葉にしかできないことがあるように、
生身の人間同士にしか生まれないものがあって。
それが邪魔なのか、
足りないのか分からないけど、
もう一声!!
って感じだったのである。

しかし、今日は金曜日。
「凪のお暇」見るのである。
フェミ研ゼミ

フェミ研ゼミ