このレビューはネタバレを含みます
東野圭吾さんの原作を8年前?に読んでから新田のかっこよさに唖然とした。
相棒の山岸さんもかっこいい。
○私の記憶の原作イメージでは
山岸さん→小柄で背が低く、シニョンのように縛っている。
少しか弱い雰囲気を醸し出しているが、
ホテルマンとしてフロントに立てば、ドジもミスも一つないようなテキパキとした女性像で、スキがない。
○そんな彼女の元にホテル上層部から命令があり、テロの標的になった[ホテルコルテシア]でお客様をお守りするという任務を下される。
○そこへ新田も上層部の命令でホテルマンに扮装し、手厳しい山岸尚美と出会う。
○新田はめちゃくちゃ出来る刑事だが、
チャラチャラとした面影と、
[人を疑う]という刑事の基盤だけは、
[お客様を信用する]という基盤を持った山岸尚美にとってどうしても許せない事であり対立してばかりであった。
山岸はホテルの総支配人とも話し合っていた。
[←総支配人の存在も映画では薄れている]
○新田はホテルコルテシアの事件と平行して、他の連続事件を追っていた。←[ここが映画ではほぼカットされている]
○各現場に残された数字たち。
[←映画では何の事かわからなくなっていた]
○裏で密かに事件を追っていた
やり手の刑事と手を組み、新田は暗号を解いていく。
[←すごい刑事のはずの小日向文世さんの役柄がとても薄れていた←ここの2人のコンビも大好き]
○原作では連続事件の物語シーンと
ホテルシーンが交互に移り変わっていたため頭を整理するのが大変だった覚えが。
○連日働き詰めの新田は、ホテルに帰ると手厳しい山岸尚美が待っている。
○山岸尚美も連日働き詰めである。
新田の刑事としての顔を見ていくうちに山岸尚美は新田を受け入れ始める。
○お互いがお互いの事を知り、
ホテルマンとしてはこうこうで、
刑事としてはこうこうで、
という意志疎通が出来ていた気がする。
(記憶の中では)
[←このだんだんと相棒になっていく臨場感が原作では大好きな部分であった。]
「何かあったらお互い連絡しあうこと。」
○誰もが仮面を被って生きている中、
2人は犯人の仮面を暴いてお客様をお守りできるのか。
[←映画では仮面を被ったお客様の種類が少なかったため複雑な伏線が複雑にならずスムースに進んでいた。]
予告日の当日までに、
2人のコンビは完璧になっていた。
予告日はちょうど
仮面パーティーが行われる日にち。
当日、
2人はお客様を守れるのか。
新田は山岸尚美を守れるのか。
という全体像があったのだが、
映画ではホテル内の事中心に進んでいた。
映画は映画の雰囲気になっていたため、新しくホテルの映画をみた気分で新鮮であった。
木村拓哉さんの新田も、
長澤まさみさんの山岸さんも、
全く違い面白かった。