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ニューヨーク ザ・ギャング・シティのtheocatsのレビュー・感想・評価

3.0
ネタバレ
確かに現代版「ボニーとクライド」

違うのは襲うのが銀行ではなくマフィアの賭場ということ。そして撃たれるのは警察ではなく当然・・・

もし匂わせ画像とキャプションで済ませず「俺たちに明日はない」のようにハチの巣銃撃で〆だったらどうなっていただろう?と想像するが、それがマフィアの銃撃では爽快感とはならなかったに違いない。

構成・音楽・演出などは上手かった印象。

ただ心情として悲哀の気分が長く尾を引いている。生まれ育った環境ゆえに悪に手を染めるのが全く自然。
中流的環境にお互い生まれ育っていれば平穏でスウィートなラブロマンスとなっただろうに。

悲哀がカタルシス(浄化感)に昇華し切れず総評三ツ星

002009
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