アメリカで実際に起きたヤーネルヒル火災と、それに立ち向かう森林火災消防隊の男達の話。
久しぶりにこんなに泣きました。山火事って自然に消える訳じゃなくて誰かが止めないといけない。よく考えれば当たり前のことだけどそんなこと考えもせず生きてきてきたからこの映画で学ぶことは本当に多かったです。
どんどん山を飲み込んでいく巨大な炎はとてもリアルで実際の映像を見ているような緊張感がありました。同時に主人公のブレンダンや指揮官のマーシュらの人間ドラマもとても丁寧に描かれていました。
そしてこの映画の1番の良さは男達をありのまま描いているところですよね。それぞれのダメなところも描き、無駄な脚色を付けず淡々と事実を伝えている。これこそが実話を映画化する意味だなぁと思います。
ラストの奥さんの行動、ブレンダンの気持ち、色々込み上げてきて涙をこらえられなかったです。ストーリー的にも映画の作り的にも素晴らしく、傑作だと思います。
