本日の一本。あまりにもマーヴェリックが面白かったのでこの映画を撮ったジョセフ・コシンスキー監督はどんなもの撮ってるのかと漁る。
これもまぁスゴい面白かった。兎に角山火事の表現が圧巻。私達が普段見るニュースはヘリコプターからの俯瞰視点なのでどれぐらいのパワーかというものは全くわからない。しかしこの映画では津波と同等と言ってもよいだろう人類に太刀打ちすることなど不可能と思わせる大自然の脅威だ。
彼らが出来ることは江戸の消防隊火消のように火の矛先を逸らすことしか出来ない。劇中でも森を救ったというセリフはあるが、やってることは木を切り倒し、火を消しやすく誘導するよう意図的に付けて延焼させないようにしていた。
とはいえ、彼らが森の麓に住む街を救っているヒーローであることは疑いようがなく、さながら彼らと同じような最前線に立っている気にさせてくれるライブ感満点の映画だ。これを撮った監督がトップガンに選ばれたのも納得の出来。
但し、これは実話であり最期のシーンは娯楽映画たるトップガンには出来ない衝撃が待っている。ホントに鳥肌が立つ瞬間であり、熱いを通り越し寒いに変化する。実に末恐ろしい一本である。
