ヤマト

犯罪都市のヤマトのレビュー・感想・評価

犯罪都市(2017年製作の映画)
4.2
韓国映画《PMC:ザ・バンカー》から鑑賞から約3ヶ月。
アジア映画46作品目も韓国映画を鑑賞。
《犯罪都市》

こちらの作品、2004年に実際に起きた[Heuksapa]事件をもとにして、ソウル市九老区の加里峰洞を仕切る地元の暴力団と、中国から来たHeuksapaというチャイニーズマフィア(作品では黒竜組)との間で、縄張り争いが勃発し、警察が出動して地域の平和を守ろうと暴力団の一掃作戦がベースとのこと。
※この事件、調べてもあまり情報は出てきませんでした

主演はマブリーこと【マ・ドンソク】がソウルの衿川(くむちょん)警察強力班所属の刑事マ・ソクトを演じます。
いやいや、ジャケット的にあなたがヤクザでは?と思ってしまいましたが、ナイフで向かってくるヤクザにもひるまず、張り手一つでなぎ倒す最強刑事で、地域の揉め事を適度に解決していました。
そんな中、中国マフィアの黒竜(ふんりょん)組が地域に乗り込んできたことで、最高のクライムアクション作品となっていきます。

その中国マフィアが本当に容赦ない。
ボスは【ユン・ゲサン】演じるチャン・チェン。
いや~最高の悪人ぶりでしたね。
アクションも迫力があり、クライマックスでのマ刑事とのトイレでの対決は本当に素晴らしかった。

部下の2人も中々のインパクト。
特に《エクストリーム・ジョブ》や《暗数殺人》など最近鑑賞している作品でも気になっていた【チン・ソンギュ】演じるウェイ・ソンラクの暴れっぷりが良かったです。
上記2人に比べたら迫力は劣りましたが、【キム・ソンギュ】演じるヤン・テを含めたこの3人組の存在はこの作品において大きかったと思います。

韓国暴力団もマ刑事や黒竜組に比べたら弱々しかったですが、それぞれの主要キャラのキャラクターは良かったので、飽きることなく全体的に楽しめた作品でした。

クライムアクションが好きな方にはオススメの作品です。
ヤマト

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