ペコリンゴ

犯罪都市のペコリンゴのレビュー・感想・評価

犯罪都市(2017年製作の映画)
3.9
記録。
どいつもこいつも悪党ばかり

韓国映画界の剛腕バイオレンスアイドル、我らがマ・ドンソク兄貴(マブリー)主演のクライムアクション。

公開中の続編『犯罪都市 THE ROUNDUP』のチケット予約をした後に観てない事を思い出し、急遽鑑賞したことは内緒。

2004年に韓国で実際に起きた事件を基にしてるとのことですが、マ・ソクト刑事(マブリー)を筆頭とする衿川警察強力班、韓国の地元ヤクザ、中国マフィア黒竜組を乗っ取ったヤベー奴チャン・チェン(ユン・ゲサン)らの三つ巴の死闘が繰り広げられるお話です。

血で血を洗うマフィア間の抗争…!!
うっひゃー、ゴリっゴリのバイオレンスくるでぇとか思いきやそれだけでもない。意外とコメディタッチだったり。

確かにすぐナイフやら手斧出してくる奴だらけだし、袋詰めされたバラバラ遺体も発見されて物騒この上無いんですが、強力班の雰囲気が意外と牧歌的。まるで実家のような安心感です(ちょっと盛ってる)

ていうかちょっと待って、
今更ですが、マブリーの二の腕太すぎないです!?

太すぎて自称”玉のような肌”の腕がカサカサに乾燥してるのに自分で保湿クリーム塗れないなんて可愛いすぎw

我々が求める「萌え」の供給を忘れないあたり、流石はアイドルです。

そんな本作のマブリー、
面倒事は剛腕張り手で解決、その一方で人情味のあるアニキ力が魅力的なキャラクターですが、思ったよりアクション少なめな印象。そこは少し残念かな。

悪役のユン・ゲサンは終始ヤバヤバオーラしか出てなくて、彼の主演作『スピリットウォーカー』で寝落ちした僕も見直しましたよ(何様?)

この2人が繰り広げるトイレでのバトルは迫力ありましたねぇ。あのトイレでウ○コしてたら絶対出れませんよw

無能と言われがちな韓国警察の名誉を挽回するかのような快作。さて続編の出来栄えは如何に?