ミシンそば

犯罪都市のミシンそばのレビュー・感想・評価

犯罪都市(2017年製作の映画)
3.4
年を追うごとにバルクが盛られてゆき、シリーズ最新作ではほぼ熊みたいになってるマ・ドンソク主演の、一応実話のシリーズ一作目。
一応って注釈が必要になるレベルでメチャクチャで、暴力的な映画。
冒頭に警告文があったが正直よくこれをBSとは言えテレビ放送できたな…。

朝鮮族(言ってみれば朝鮮民族系の中国人)マフィアの抗争と、衿川警察強力班によるそれらの組織の一斉検挙が“原作”なので結末は決まっているが、さすがに暴力的過ぎるソクト刑事の横暴と、それを遥かに凌駕する不快さを放つチャンら黒竜組の傍若無人ぶりは観ていられないような描写も少なくはない。
ソクト刑事も、もう結構前のマ・ドンソクが演じているもんだから無敵のヒーロー感も当然今よりは弱いのだが、チャンどもの不快ぶりを乗り越えた先にある、ソクトにチャンがボコボコにされる様は素直に胸がすく。

今まで結構敬遠していたタイトルだが、時間が取れたら続編も観てみたいと思う。
弁護士のスタンさんも呼んでもらえたことだし。