HialokiKumagaya

変わらないで。百日草のHialokiKumagayaのネタバレレビュー・内容・結末

変わらないで。百日草(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「面白かった」という表現が正しいのかは難儀な部分ですが、非常に見ごたえのある映画でした!

自分自身も最近になって学生映画に携わり始めたのですが、「こんなに凄い学生映画があったのか!」というのが素直に驚きでした!

過去Aと現代Aとそこから分岐した過去Bの切り替わりが凄い絶妙で、全てのシーンに見入りました。特にですが、素人意見ながら情景としては「現代Aのカフェの窓の雨の描写」、人物的なシーンでは「坂道で教師の女性評を真似する4人の姿」と「最後にヒロインたちがAでは語れなかった思いのたけをぶつけ合うシーン」は観てて本当に凄いなと感じました!

脚本も秀逸で、「変えられるもの(=勇気をもって変革する)と変えられないもの(=受容する)」の二元論では定義しきれない、それを超えた先にある真の友情(=お互いが変革の道を行き、お互いが受容しあえるという関係性)を描いていたのは素晴らしいと感じました。

『満月の夜には思い出して』もDVD借りて観たいと思います!
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