ゴシック・カルチャー好きのバイブルとも言われる一本。SF作家・菊地秀行「吸血鬼ハンターD－妖殺行－」のアニメ化。監督は同作家原作「妖獣都市」（1987）の川尻義昭。キャラクター原案・天野喜孝。アメリカで先行公開されカルト的人気を博す。米題「Vampire Hunter D: Bloodlust」。
何千年も先の未来。”貴族”（バンパイア）と人間の母親との混血児（ダンピール）バンパイアハンター「D」は、貴族に連れ去られた資産家の娘を救出する依頼を受けるが。。。
日本語吹き替版を鑑賞。緻密に書き込まれた中世的なゴシック世界、スチームパンクなギミックとアクションが堪能できた。物語はシンプルな吸血鬼ハンターものだが、耽美ムードを極めた映像が最初から最後まで続き飽きることはなかった。
クライマックスの音楽はＪ.Ａシーザーに似ていた。手がけたのはイタリアのアーチスト、マルコ・ダンブロージオ。アニメでは「ジョジョの奇妙な冒険」のサントラも手掛けている。
