フカミ

バンパイアハンターDのフカミのネタバレレビュー・内容・結末

バンパイアハンターD(2000年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

定期的に見たくなる作品の一つ。好きなアニメ映画と聞かれて真っ先に思い浮かぶ作品。
終始アクション活劇、追いかけっこしてる話で、所謂感動の押し付けなんて全然してないのに観終わった後、毎度感動してしまうのである。

この絵が好きなんです。海外向けに少々バタ臭い絵柄ではありますが、日本向けのアニメ絵柄よりは断然世界観にあってると思います。と言うかばっちりです。

美術も最高。演出見せ方も最高※。オープニングからヴァンパイア伝承を丁寧に一個一個拾い上げていく演出からの、豪奢なシャトーを思わせる宙に浮くスペースコロニーで完全に世界に没入(古典を大事にしつつ~の、超SF描写と言うアクロバティックな持って行き方に涙腺崩壊)。世界の支配者が人でなければ、当然美的感覚、水準も全く違うものになりますもんね。ここまでで冒頭5分経ってませんよね?
そのあとも、面白い、イカス!のオンパレード。
好きすぎます(笑)
話はオーソドックス(でも、そこがいい!)いかに魅せるかが、作品作りの肝ということがよくわかります。
エンディングも人間対象から世界背景へ移動していくカメラワークで、改めて世界の広大さに感動してEND(完璧です~❤)

この物語のもう一つの主役が、この世界観だということを思い知らされました。ゴメンナサイm(__)m

ちなみにこの作品の前にも”D”は1度アニメ化されてますが、その作品はその作品で好きでした。音速で剣を抜くシーンの演出が分かりやすく、確かにそうだよね!と、言う気づきがあって大好きなシーンでしたね。

※最近、鋼鉄城のカバネリというアニメを観たのですが、第一話のオープニングの列車の戦闘シーンが、”D”のマーカス兄弟装甲車の戦闘シーンを思い起こさせる演出の連続だった事が、カバネリを続けて視聴しようと思ったきっかけだったりします。両方見比べてみても面白いかと。
フカミ

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