トルーマンバロウズ

ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団のトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団(1974年製作の映画)
3.0
舞台はタイ、仏像を盗み出した泥棒に殺されてしまった少年コチャンはウルトラの母の力により神話に登場する猿神ハヌマーンとなってよみがえった‼︎
ハヌマーンは早速、泥棒たちに復讐を開始する‼︎

円谷プロがタイと合作したウルトラ六兄弟とハヌマーンが怪獣軍団に立ち向かうB級特撮怪獣映画‼︎
ウルトラマン映画というよりハヌマーンが主役の怪獣映画にウルトラ六兄弟がゲスト出演したといった感じの作品でがっつりウルトラ映画と期待してみると少し肩透かしを食らうかもしれない。
冒頭から子供が容赦なく泥棒に殺されたりハヌマーンが泥棒を懲らしめる描写などえぐい描写が多いのもタイのお国柄か少し驚いた笑
特にクライマックスのハヌマーンとウルトラ六兄弟が協力して怪獣を倒す展開は集団リンチに近いものがあり、怪獣の皮を剥いだり首チョンパや胴体真っ二つなどやたら残酷な倒し方が多かったのもスプラッター映画好きならわりと好きになる展開かもしれない笑
また研究所のセットがウルトラマンレオのMAC基地を流用していたり、ZATの隊員服を着たおとぼけコンビなどウルトラシリーズのファンならニヤッとできる描写もあった。
さすがに円谷プロ制作だから特撮の出来は良かったが、映画全体はダラダラとしたテンポで脚本はあまり面白いものではなかった。
全体的にウルトラマン映画の番外編としてなら悪くはない出来の作品だった。