服に自分の想いと誠意を込めているドリスヴァンノッテンというデザイナーの姿がしっかりと伝わる良質なドキュメンタリーでした。
すごくさらっとやってるようにみえるけど、こんなに長い間(90回以上のコレクション。。？)作り続けられるって異次元にすごいんだろうな。。
圧倒的な創造的才能って、深い感受性とセットだと思ってたからある種の精神面での不安定さが伴うことが多いイメージだけど、ドリスヴァンノッテンはすごく落ち着いている印象。(もちろんアップダウンは何回もあっただろうけど)
ファッションという産業界の中で売上を上げないと続けられない、という冷たい現実を承知の上で、創造的であり、作り続けることが出来るのか。。え、これってすごくない。。？こんなこと出来るの。。？
って思ってたら最後にアイリスさんが「彼以外は絶滅した。補充もない。」って言ってたからやっぱりすごく特殊ではあるんだろうな。。
アトリエのスタッフさんがコメントしてたけど、区別や偏見が無くて、物事をただフラットに捉えてるのかな。そして答えにくいことを聞かれた時に「どうかな？」って肩をすくめるチャーミングさも、物事に深刻になりすぎないために大切なのかも。
パートナーさんが優しく寄り添うように公私共に一緒にいてすごく素敵だと思った。
「愛は頼もしい。」素敵な言葉。。(あとドリス邸の庭がすんごく美しくて目の保養だった。。)
人生で一着買えたらいいなぁ。。
