私はまだまだドリスを着れるような女性になってないけど、ドリスは私が尊敬する女性が好きなブランド。
ドリスのものづくりの姿勢はすごく丁寧で、病的な完璧主義者と自負していたけど本当にそうだと思う。
生地は、ただフィットする組み合わせを待つ、だから数が必要なんだと。
ショーはモデルがステージに立つそのギリギリまで真剣にチェックをしていて、でもその素敵な笑顔でモデルさんと話していたり、彼の人柄が滲み出ていた。
なによりもドリスの家が素晴らしい。彼自身を象徴しているかのようだった。広い庭に静かに佇んでいる家。野菜や花を摘んだり、自然と共存しているかのようで、すごく温かみのある生活だった。
でもショーをこなすブランドのデザイナーは本当に大変だと思う。一つコレクションが終わればまたすぐに次のコレクションが待っている。そんな中、表現し続けている姿勢、また刺繍のデザインを毎回取り入れてインドに雇用を生み出している姿勢、そんな姿に胸を打たれた。
個人的に2016ssが大好きなので、その裏側を少しでも見ることができて嬉しかった。