土屋ノリオ

ピンカートンに会いに行くの土屋ノリオのレビュー・感想・評価

ピンカートンに会いに行く(2017年製作の映画)
4.1
面白かった!

商業映画デビュー作『東京ウィンドオーケストラ』が印象に残っている坂下雄一郎監督。本作も何気なく鑑賞したのだが、かつてブレイク寸前で突如解散してしまった5人組のアイドル・ユニット「ピンカートン」、それから20年のときが過ぎ、リーダーの優子は今も売れない女優を続けている。そんなある日、彼女のもとに松本という若いレコード会社の男が訪れ、再結成の話を持ち掛けてくる物語。

ピンカートンは再結成できるのか?
ピンカートンはなぜ解散してしまったのか?

「機関銃のような女子トーク」
「過去と現在の交錯」
「小さい小ネタ」

を散りばめながらテンポ良く進んで行く展開は素晴らしく、

「過去の思い出が忘れられない男子」



「いつまでも女子は女子」

の扱いとエンディングも上手く、このような作品があるので単館系の邦画も観なければと、あらためて感じさせてくれた一本でした!
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