演奏技術がピカイチでありながら、出しゃばらずに、ボーカルを立たせるミュージシャンをサイドマンと呼ぶらしい。
演奏を頑張ってみても、みんなが注目するのは、センターでライトを浴びるボーカルばかりで、サイドマンは 印象に残らない。
しかも、サイドマンというのは、ベテランになればなるほど、ギャラや、見た目、扱いやすさ、様々な理由から、若手からの指名が来にくくなってしまい、仕事を失ってしまう。
更に、ブルースが下火になると、仕事もぐんと減り、サイドマン達は、辛い時代を迎えることに。
私も大好き ブルースブラザーズ の映画🎬には、道端でサイドマン達が演奏している横をジェイクが イイネ！と親指を立てて通り過ぎるシーンがあって、そんな、イキな演出によりサイドマンが世間から注目されるきっかけを作った。
そんな感じで、ツウなミュージシャンたちはサイドマンに、ちゃんと感謝&敬意を表していき、ついには、サイドマンがあのグラミー賞をもらえることに…。
何十年も、世間の評価の外にいたサイドマンが、やっと世間に認められたという良質なドキュメンタリーに、良かったねーと、心底感動してしまいました。
