スポック

サイドマン:スターを輝かせた男たちのスポックのレビュー・感想・評価

5.0
70年代に関西では、特に京都と大阪ではブルースが一部の若者達に支持されていた。
ウエストロードブルースバンド、サウストゥサウス、憂歌団、花慎ブルースバンドなどなど…
ロックを始め多種多様なジャンルの音楽の原点であるとされ、そのシンプルで野生的で原始的なグルーヴは独特の魅力があり音楽を知れば知るほど深く虜になってしまう。
凄いテクニックと生まれながらの才能を持ちながらも、バックバンド的な存在で長年に渡り陽の目を見る立場になれなかった本物のブルースミュージシャン達の物語。
時代が変わっても、流行り廃りに翻弄されても、本物を探求するトップミュージシャンにとっては常に帰り観たくなる原点の音楽がブルースである事を再考させる映画だった。