公民権運動が盛んだった時代に作られた、黒人刑事を主役に配したサスペンス。
現代の日本にいると、人種差別というものがいまいちピンと来なかったけれど、やっぱりこうして映像にして見せられると酷いことだなと…
或る晩、南部の町で殺人事件が起こる。たまたま現場近くに居合わせた黒人刑事はなりゆきで捜査を手伝うことに。だが地元の所長とは、いがみあってばかり。おまけに町には黒人差別が色濃く残っており、様々な妨害も…
>>続きを読む今見ると珍しいわけでもなく、なんら普通の刑事ものになってしまったけれど、60年代前半の公民権運動の時代には革新的であっただろうシドニー・ポワチエの役が知的で格好いい。
白人に叩かれて、やり返すような…
当時流行していた黒人差別、公民権運動の緊張感とミステリーが上質に混ざり合った作品。冒頭、''In the heat of the night''をバックミュージックに電車のライトを華麗に写している。
>>続きを読む差別の激しいアメリカ南部の町で、黒人ベテラン警官が事件に当たるが…
差別が凄い。差別をしたことによる罰、差別が周りの人の意識の下で巻き起こされる描写も感慨深かった。町全体が腐敗しているが、その中で…
メインラインは上質な推理ドラマでありながら 、要所は60年代のアメリカの強烈な人種差別を描き出した社会派ドラマでもあり、黒人(主人公)への差別描写が不快なくらいにリアル。公民権運動の最盛期だった当時…
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