ミサホ

セント・エルモス・ファイアーのミサホのレビュー・感想・評価

3.6
古本屋へ行くと、懐かしい本作のBlu-rayが770円だったので、これは…と思い、買っちゃいました。若い頃以来の再鑑賞です。

なぜか、『トーチソング・トリロジー』と間違えてました。ゲイの子はいなかったです。

デミ・ムーアなんて出てたっけ?ジャケにもいないぞと思いながら観てたら、金髪の彼女がいました。ブルネットのほうが似合う気もするけど、それはこっちがデミの金髪に慣れていないからかも。


大学を卒業したばかりの
男女7人のあれやこれやの物語。
映像的にも懐かしさにクラクラする。

大学は行っていないので、分からないのだけど、おそらく高校のときの繋がりと大学時のそれとは大きく違うのだろうなぁという気がする。

中でも、エミリオ・エステベスが演じるカーヴィーは、大学一回生の時、四回生だった女性に恋焦がれて、諦めきれない男を、ちょっとストーカーぽく演じていて、まあ、その女性ってのがアンディ・マクダウェルだから、無理もないな…と思ったりした。

青春の延長線上にいる彼らの焦りとか不安を描き出している。子供以上、大人未満…といったところか。

それでも、それぞれ社会に出ていき、友人との繋がりを大事にしながら、自分の生活ってものを作り上げていかなきゃならない。不安に押し潰されそうになるけれど、大人になるってそういうことかも。

彼らの溜まり場だったバー、「聖エルモ」“St. Elmo's Fire”を背にするラストは、彼らがまたひとつ大人になった証かな。

乾杯🥂
ミサホ

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