えでぃ

セント・エルモス・ファイアーのえでぃのレビュー・感想・評価

3.8
希望を胸に抱いて社会に飛び出したジョージタウン大学の同級生7人。

ウエイターとして働きながら法律を学ぶカービー、銀行に勤めるジュールス、ミュージシャンを目指すビリーに、彼を心密かに愛するウェンディ、同棲中のアレックスとレズリー、そしてレズリーに恋するケビンと、皆それぞれに自分の進むべき道を模索していた。



学生気分の抜けない連中だったが、いつの時代も変わらない男たちの幼稚さを感じるものでした。

公開当時の私には作品そのものよりも、サントラの大ヒットに興味をそそられた作品です。

大学を卒業し、社会に出たものの実際には、五里霧中,真っ只中の7人。
それは仕事だけではなく恋愛にも影響を及ぼし、それぞれの恋心が友人と思われていた間にヒビが入ってしまう。
しかし、これは人間のエゴではなく本能ではないだろうか。

そして言葉は悪いが、群がる事で解決する事もあるが、それだけに頼っていては成長は望めないでしょう。

ミュージシャン希望のビリーが旅立ったように、残った6人も新たな出会いや恋をしては、少しずつ離れていくのでしょう。

年を重ねて来た者には懐かしさを感じ、若い人たちには、ほんの少し参考になる作品ではないだろうか。
えでぃ

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