いかえもん

SHOCK WAVEショック ウェイブ 爆弾処理班のいかえもんのレビュー・感想・評価

3.7
続いてこちらは、香港警察の爆弾処理班を描いたアクション映画。
実話ものを見た後では、その緊張感が大分緩みますけど、映画ってそういう部分も大いにあると思う。安全なところで味わう怖さ。ジェットコースターも安全だけど怖い、あれと同じだと思う。

潜入捜査をしていたアンディ・ラウによって、逮捕された爆破テロリストの一味。しかし、肝心のボスは取り逃がしてしまう。そのボスがアンディ・ラウに復讐せんと、トンネルを占拠してトンネル内にいてた数百人の香港市民を人質に取る。それに立ち向かうアンディ・ラウ!というお話。

アンディ・ラウが主演なので、それだけでも盛り上がりますし、爆破シーンがこれまたすごい迫力!特に最後のはすごかった。

一番かわいそうなのは、捕まって刑務所に入っていたテロリストのボスの弟。実は刑務所内で改心してたのに、兄貴が救い出しに来て、ええ迷惑なんですけどっていう展開。その後も、タンカーに乗ってトンネル内をぐるぐると動かされる姿にはちょっとかわいそうすぎて、笑いと涙がこみ上げましたわ。

あと、最初の方でアンディ・ラウが小学校の女性の先生と知り合って恋に落ちるんですけど、彼女を車に乗せて走ってる時に、彼女が「こんなとこ、あなたの奥さんとか彼女に見られたらまずいでしょ?」みたいなことを言ったら「僕は独り者だよ」って言うんですけど、あの時の驚いた顔の彼女の気持ちを私がここで言いましょう。

「え?こんなイケメンが独身???うそでしょっ?!神様ありがとう!!!」

まあ、そんなわけで、割とありがち展開ではあるのだけど、爆破はもちろん銃撃戦のアクションシーン迫力もあるし、アンディ・ラウが相変わらずほっそりしたスタイルの良さで、かっこいい。あごのラインがよいですね、彼は。そんでもって警察の制服に合いすぎ。

最後は、どっちかなー、やっぱそっちか―…っていう終わりでした。