ピッツア橋本

SHOCK WAVEショック ウェイブ 爆弾処理班のピッツア橋本のレビュー・感想・評価

4.4
"爆発ポイントがエゲツない映画です"

アンディラウ演じる爆弾処理班のエース警官が爆弾テロリスト集団をダブルスパイした際に、逆恨みで大規模な拉致&籠城劇に巻き込まれるサスペンスアクション。

兼ねてから映画仲間に勧められていた中国映画界の鬼才、ハーマンヤオ監督作。

タイトル通り爆弾処理を中核のテーマにしつつ、爆弾テロリストの巧みなショックウェイブに対し、警察としてのプライドをかけて立ち向かう姿がとても魅力的。

警察が爆弾処理班の1人に潜入捜査させるか?という野暮な疑問はさておき、ストーリーも重厚な復讐劇に仕上がっていて興味深い。
トンネルでの篭城劇って意外と無かったし、すごく広がりのあるロケーションで感心した。

特にテロリストのボスはどこかダークナイトジョーカーを彷彿とさせる悪の美学が徹底されており、その言動に毎回恐怖とショックを覚える。
まさに爆弾を熟知したプロならではの心理戦はかなり見応えあり。顔がゲスの極み乙女の係長に似てる😂

中盤のあの若手警官の悲劇はあまりに衝撃的で、このサバイバル感がハーマンヤオの手腕が光るところなんだろうな。クセがすごい。
グロ表現じゃなくて、心を抉ってくる演出が半端ない。ぐったり来る。

ラストも容赦ない苦笑
トンネル内での突撃。こんなにもクルマに弾幕、蜂の巣になるアクション映画は他にないかも!

主人公は熱血感だけど、演出がハードな映画です。
ピッツア橋本

ピッツア橋本