タカナリ

ホース・ソルジャーのタカナリのレビュー・感想・評価

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)
4.0
9.11直後のアフガニスタン戦争。
約5万人のタリバン兵に対し、たった12人で北部同盟と共にアルカイダの拠点マザーリシャリーフ制圧のために戦ったアメリカ陸軍特殊部隊の実話を映画化した作品。

主演は「マイティ・ソー」シリーズのクリス・ヘムズワース。製作は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジェリー・ブラッカイマー。
歴史、戦争ものは内容を理解するのが難しいものが多いですが、これだけで大分見やすくはなっています。
MCUファンは結構楽しめると思います。

この部隊は、9.11後の最初の反撃部隊です。
戦闘経験はほとんど無かったみたいですが、度胸、状況判断能力、作戦の理解度、統率力、臨機応変の対応などが非常に秀でていたため、交渉や戦闘は全くビビったりしていません。
隊員が戦士に成っていくのは良かったですね。
戦闘時にスイッチが変わる瞬間はゾクゾクしました。

心にグッときたのが、仲間達の気持ち。
マザーリシャリーフ制圧のためにはある谷を越える必要がありますが、直前で反タリバン組織が作戦から離脱。アメリカ陸軍12名だけで作戦を遂行する事になってしまいます。
リーダーはやる気満々なんですが、戦死の可能性がかなり高いため、命令をすることが出来ません。ですが仲間達は全員同じ気持ちで命令を待っていました。
「あんたに付いていく」「やってやる」
そういう気持ちが全員同じだったのは、リーダーは嬉しかったでしょうね。良い仲間を持ちました。
これにより、「この仲間とならやれる」と確信を持てたのではないでしょうか。
希望が見えました。
それにしても将軍、話し通じそうで通じないな。

タイトルにもある通り、馬による戦闘が結構あり、どれも面白かったです。
馬 VS 戦車。
見応えありました。