えりみ

ホース・ソルジャーのえりみのレビュー・感想・評価

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)
4.0
※本作を観る前に是非「ランボー3/怒りのアフガン」をご覧下さい。
馬繋がり、
グリーンベレー繋がり、
アメリカ万歳的展開と相性抜群、
本作でアフガン戦争の言及もあるので続けてみると歴史も感じられるはず。
ランボーと違って本作は機密作戦の実話を基にしてるらしいけど、そんなに変わらん荒唐無稽さ。
あと、これクリスマスにみるといいかも🎄

「ソルジャー(兵士)じゃない、戦士(ウォリアー)になれ」
ドスタム将軍が名言いうてんのに、この邦題でええのんか?
原題の12strongいうほど隊員12名を描き分け出来てないので、どっちもどっちか。
でも劇場で観て正解‼
もうすぐなくなる渋谷シネパレス2スクリーンでも迫力の大音量を堪能♪
しかしメンズデーのある貴重な映画館が無くなるとは😭
馬よりMH-47チヌークヘリコプターの魅せ場が多い、
こっちの方が好きやからええけど。
B-52爆撃機も。
今じゃドローンでピンポイント爆撃してるけど
14年前はまだ人間が目視で空爆座標を無線で依頼。
そう、少人数で作戦行動しているのは主任務が空爆支援やからなのね。
とはいえ物陰から無線連絡してるだけでは間が持たへんので直接戦闘シーンもふんだんに。
130分はダレるやろなぁと思ったけど意外と時間は気にならず。

M4A1カービンとAKMSの音の違いが気持ちいいし、
もちろんRPG-7も飛び交うし
M203擲弾も発射するし、
T-72戦車、
BM-21多連装ロケット砲などアフガン戦争の遺物であるソ連製兵器も登場。

ただ、
演出・カメラワークはどうしてもジェリー・ブラッカイマーと比べてしまってイマイチ上がらず。
BM-21再装填時を狙いロケット弾をかいくぐるクライマックスの騎馬戦シーンだけは良かったけど、
何でもかんでも俯瞰で撮るのええ加減やめへん?
爆破シーンもトランスフォーマーと同じ画にみえるしなぁ…

アクションパートよりドラマパートの方が良かった。
歴戦の勇者ムジャヒディンのドスタム将軍と今回が初実戦(これも意外やった)のミッチ・ネルソン大尉が徐々に分かりあうところもええねんけど、
9.11のニュースを見た時の衝撃は今でも鮮明に思い出されるだけに、
出陣前夜の三者三様の家族模様のシーンで既に号泣😭
クリヘムの奥さん役の女優さんて、実生活でも奥さんやねんて!しかも娘もおるらしいやん。

マイケルペーニャの奥さんがオーブンごしごししてんのも泣かせるけど、
マイケル・シャノンのトコが一番泣かせる、
国の為ひいては愛する家族の為に出征すんのに「dirty work for you.」て。
行く前もひどけりゃ戦地行っても腰いわすわ被弾するわホンマええとこなしで泣けるわ、Mシャノン😖
お決まりの本人写真(チーム全員の集合写真)あり。
歌詞付きのエンディング曲
I won´t back down もジーンときた。
えりみ

えりみ