このレビューはネタバレを含みます
やっとのこさ重い腰を上げて見始めたカメラを止めるな。あんまりちゃんとした知識がないけど、確か「夢の中で夢をみた夢」みたいな三重構造の話だったよな、めっちゃ評価高いよな、みたいな感じで見る。
ゾンビ映画かなってくらい、ゾンビ映画の時間が長く、その時間は少し退屈というか、無感情で見る瞬間が多かった。だが合間合間で散りばめられた、ちょっとした伏線(ゾンビ映画後の)が、異様な違和感を残すために、映画を止めることなくそのまま見続けてしまう。そしてカメラが止まった後、その世界ではその一ヶ月前から物語が描かれ始めたとき、その日常を上手く書き上げる事と、キャラの出来と、展開の素早さと、伏線の気持ちの良い回収に、段々とのめり込んでいってしまいました。
あまり映画を見ないので上から目線の言葉になってしまうとあれですが、細部で「もう少しここはしっかり撮ってもいいんじゃないかな」って思う部分もありますが、それがないからこその全体としての爽快感や見終わった後の達成感があるのかなと思いました。とても見れて良かったです。
