【過去作レビュー】
皆さんのレビューを見るにつけ、リアルタイムに劇場で鑑賞する重要性を感じさせる作品だと実感。
世界中の映画人が、「オブ・ザ・デッド」物のアイディアを日々考えていると思うのですが「ワン・カット」を思いついた時点でほぼ勝利。ゾンビ作品をワンカットで作るという無理難題に取り組んでいく姿に、映画に限らず、すべてのクリエイターへの賛辞になっているところがすばらしいです。
映画を観るとき、何だか評判というだけで事前情報なしに劇場でワクワクしながら観るのと、大ヒットしたらしいけどどんなもんじゃいと配信で鑑賞するのでは明らかに差がでる映画。
自分は、前者の体験ができたのでホント良かったです。（劇場で出演者の方にお会いできてサインももらえたし。というか、公開当初はミニシアターで上映されるたびに出演者の方々が直に挨拶して売り込んでいたほど小規模な作品だったんです）
何に差がでるのかとあらためて思ってみたんですが、映画館で観たとき、大画面でこの作品を共有している場内の観客がみんながこのゾンビ映画の制作スタッフの一員になっているような感覚だったんですよね。単純に映画を観てるんじゃなくて、全員この映画制作に参加しているような感じ。
そう、皆が高校の文化祭の準備に加わっているような感じ。
なので映画の最後、みんなの協力があって出来たラストシーン（文化祭の終幕）は感動しかなかったです。
文化祭の記録なんて、参加メンバー以外あとから見ても別に感動しませんもんね。
